犬のうんちの色・状態でわかる健康サイン|色別早見表つき
2026年7月更新
うんちは、毎日確認できる「愛犬からの健康レポート」です。健康なうんちはチョコレートブラウンで、拾ったときに形が崩れない程度の硬さ。色や硬さがいつもと違うときは、体の中で何かが起きているサインかもしれません。この記事では、犬のうんちの色別の意味と受診の目安、変化に早く気づくための記録のコツをご紹介します。
うんちの色でわかる健康状態の早見表
まずは色から確認しましょう。同じ色でも一時的なものと危険なものがあるため、「続いているか」「ほかの症状があるか」もあわせてチェックするのがポイントです。
| 色 | 考えられること | 対応の目安 |
|---|---|---|
| 茶色(チョコレートブラウン) | 健康な状態 | 問題なし。この色を基準に覚えておく |
| 黒(タール状) | 胃や小腸など上部消化管からの出血の可能性 | 早めに受診。続く場合はすぐに |
| 赤(血が混じる) | 大腸や肛門付近からの出血、大腸炎など | 少量が1回なら様子見も。続く・量が多いなら受診 |
| 白・灰色 | 胆汁の不足、膵臓や肝臓のトラブル、脂肪の多い食事 | 続く場合は受診 |
| 黄色〜オレンジ | 消化不良、食事の変更、肝臓や胆嚢のトラブル | フード変更直後なら様子見。続く場合は受診 |
| 緑 | 草の食べすぎ、胆嚢のトラブル | 草を食べた心当たりがなければ受診を検討 |
色に加えて、白い米粒のようなもの(寄生虫の可能性)や粘膜のようなゼリー状のものが付いていないかも確認しましょう。気づいた場合は、うんちを持参またはスマホで撮影して受診するのがおすすめです。
硬さ・形のチェックポイント
理想は「拾えるけれど、少し跡が残る」
健康なうんちは、拾ったときに形が崩れず、地面にわずかに跡が残る程度の硬さです。カチカチで小さい場合は水分不足や便秘気味、形はあるが拾うと崩れる場合は軟便、形がない・水のような場合は下痢と、硬さのグラデーションで体調を読み取れます。
回数と量の目安
うんちの回数は食事の回数や体質によりますが、1日1〜3回程度が目安です。回数が急に増えた・減った、量が明らかに変わった、といった変化も体調のサインになります。フードの量や種類を変えていないのに変化が続く場合は、記録を見返して「いつから変わったか」を確認しましょう。
「いつもと違う」に気づくには毎日の記録が近道
うんちの異変で受診したとき、獣医師から必ず聞かれるのが「いつから」「どのくらいの頻度で」です。毎日のうんちを写真つきで記録しておくと、記憶に頼らず正確に伝えられ、診断の大きな助けになります。一時的な不調なのか、続いているパターンなのかも、記録があれば一目瞭然です。
記録の管理には、無料のペット健康管理アプリ「ペットノートPlus」が便利です。
- 便の状態を写真つきで記録。すべての記録に日付が付いてタイムラインに並ぶので、受診時にそのまま獣医師へ見せられます。
- 食事・散歩・体重もまとめて管理。「フードを替えた日」と「うんちが変わった日」の関係にも気づけます。
- 家族と共有できる。最大15人で共有でき、散歩当番が誰でも記録が1か所に集まります。
すぐに受診すべきサイン
次のような場合は、様子見をせず早めに動物病院へ相談してください。
- タールのような黒い便が出た(上部消化管出血の可能性)
- 大量の血が混じっている、または繰り返し血便が出る
- 下痢が24時間以上続いている
- 下痢や血便に嘔吐・元気消失・食欲不振を伴う
- 子犬・シニア犬・持病のある犬の下痢(脱水が急速に進むため)
- 便に白い米粒状のもの(寄生虫の可能性)が見える
受診の際は、うんちの写真や現物(採取から時間が経っていないもの)を持参すると、検査や診断がスムーズになります。
よくある質問
犬のうんちが黒いのはなぜ?
タールのように黒いうんちは、胃や小腸など上部消化管からの出血で血液が消化されたサインの可能性があり、注意が必要です。フードやおやつの色素が原因のこともありますが、続く場合は早めに動物病院を受診してください。
下痢はどのくらい続いたら病院に行くべき?
元気と食欲があれば1日ほど様子を見ることもありますが、下痢が24時間以上続く場合、嘔吐・元気消失・血便を伴う場合、子犬やシニア犬の場合は早めの受診をおすすめします。うんちの写真を持参すると診察の助けになります。
健康な犬のうんちはどんな状態?
チョコレートブラウン(茶色)で、拾ったときに形が崩れず、地面に少し跡が残る程度の硬さが理想です。回数は食事や体質にもよりますが、1日1〜3回程度が目安です。
この記事は一般的な情報提供を目的としています。ペットの健康について気になることがあれば、必ず獣医師にご相談ください。